母子家庭の厚生労働省の母子家庭調査によりますと、平成25年データでは82万世帯にまでに。いかに母子家庭の就労環境が整っていないかが分かります。
「前向きに仕事を頑張ろう!」と思っても沢山の壁に突き当たります。
仕事をしながら子育て、家事、掃除、洗濯はもちろん、子どもがまだ小さいと子どもが熱を出したら仕事を退社して迎えに行かなければいけない。時には父親の役目も必要になる。
近くで支援をしていて、いかに母子家庭が大変かが分かります。
母子家庭への就職を支援
今回のテーマですが、シングルマザーの悩みの中で就労が難しいことが多くあげられます。
シングルマザーの人が仕事に就くには、子どもは保育園などの施設に預けることが一般的です。
母親に頼む場合などもあるとは思いますが、子どもの成長、親の負担などを考えると保育園やこども園などが一般的です。
しかし、保育所に預かる時間は限られているので、あまり残業などもできません。
年齢にもよりますが、子どもは体調を崩しやすく仕事をしていても保育園などから連絡が入り迎えに行ったり、そのまま病院へ連れていくなどしなければいけないことなど日常茶飯事です。
子どもが体調を崩せば仕事を休まなければいけませんし、季節によっては子どもの風邪が移り母親が休んでしまう場面など多くあると思います。
また仕事をして家に帰っても、すぐに洗濯、食事の準備など休む暇もなく常に動き回り、ゆっくりする時間などほとんどありません。子どもの相手をしながらさみしい思いをさせまいと一生懸命です。
子どもが小さいと毎日が忙しくゆっくりする時間などほとんどありません。このような事態がよく起こるとなると、仕事を頑張ろうと思っても経営サイドは積極的に採用しようとしないのが現状の社会ではないでしょう。
ひとり親家庭の主要統計データ(平成23年全国母子世帯等調査の概要
参考URL http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/shien_01.pdf厳しい現状で生活されていることが分かります。
この図ですが平成23年母子世帯、父子世帯の就労状況、平均収入です。パート・アルバイト等が就労内訳では47、4%で最も占めています。
子どもとの生活を考えるとパートという選択をしなければいけない状態の方が多いのではないでしょうか。
母子家庭の就労支援にサン・ロータス皆実の支援
サン・ロータス皆実ではどんな支援ができるのか?といつも試行錯誤しながら日々を過ごしています。
少しでも経済力をつけるために資格取得ができる環境を作ったり、職員が就職状況を確認し母親にアドバイスしたりと常に生活向上のヒントを探しています。
しかし、職員がいくら頑張っても母親が「頑張ろう!」という気持ちがなければ効果は発揮しません。サン・ロータス皆実では母親が頑張ろうと思える雰囲気作りも非常に大切だと常々感じています。
子どもの成長と共に負担も少なくなり、仕事への比重が
サン・ロータス皆実をしっかりと利用してもらい、母親の自立を目指しともに頑張っていこうと思います。
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